トリシティに屋根をつけた話(取付篇)
トリシティの購入前に注文していたFRP工房ZORROのルーフキットが届きました。
納期は3ヶ月弱。当初の案内で納期3ヶ月と案内されていたので数日早く届いた計算です。
佐川急便で送られてきた箱。超巨大です。
今回はFRP工房ZORROがYouTubeで公開している組み立て解説動画を見ながら組み立てました。
基本的に動画通りに組み立てれば難しい事もなく完成させられます。
引っかかった点は二つ。
「カウルを留めているピンの形が動画と実物で違う」
おそらく動画は旧型のトリシティで自分は新型のため、ピンが変わっているのだと思います。
もう一つは
「ワイパーの駆動部取り付けのネジ穴がズレてる」
個体差だと思いますがFRPのカウルに開いている穴と、ワイパー駆動部のネジの穴がどうしても一つ合わないのです。
遊びの分を全て使っても合いませんでした。
FRPの方は治具か何かで正確に開けていると思うので、ワイパーの穴がズレてるのかな。
加工しても良かったのですが、ナットを使わずワイパーの穴の方をナットがわりに無理やりねじ込んで完了。
強度的には問題ないはず…?
後は難しいというより面倒な作業が続きます。
上の二点で手間取ったものの、3時間ほどで取り付け完了しました。
途中で直径20mmほどの穴を開ける必要があります。
説明書ではステップドリルやホールソー開けるよう書いているのですが、
20mmの穴を開けられるものとなるとホームセンターで数千円はします。
おそらくこの後2度と使わないような工具に数千円はもったいないので
木工用の比較的安い穴空けドリルを購入。
開ける相手はトリシティの柔らかいカウルなのでこれで十分。
ちなみにAmazonだと激安です。
また、最後にFRPのカウルとトリシティ本体をウェルナットで固定するために
トリシティ側に10mmの穴を開ける必要があります。
ドリルの刃というのは6mmまでは比較的安価な製品も多くあるのですが
ホームセンターではそれ以上となると途端にガチ仕様の高価なドリル刃しか存在しなくなります。
10mmのドリル刃も余裕で1000円超えてましたが
ホームセンターの棚に短〜い、そして長さに比例して安価な10mmのドリル刃を発見。
ドリルが短いため、深い穴をあけるのには向きませんが
トリシティのカウルは薄いプラなのでこれで十分。
ステップドリルでも段が合えば10mmの穴は開けられますが、重ねたFRPのカウルを削ってしまいそうなので
素直に10mmのドリルで開けた方が良さそうです。
ちなみに説明書には「10mmのキリ」で開けると書いてありましたが
ちょっと意味わかんない。リーマーの事ですかね?
今回オプションでリアキャリアのLサイズを注文。
本来はZORROの横型ボックスを載せるためのもの。よこが
ウバッグを載せるのにLサイズくらいいるだろうと特に何も考えず注文したのですが
よくよく考えるとサイズも何も情報がありません。
公式サイトにも「横型ボックスを載せるのに必要」と書いてあるだけで
写真も寸法も特になし。
ネットで検索してもこれを買っている方が見当たりません。
そして実際に届いたのがコレ。
リアキャリアというよりただのアルミ板。
デカくて重たい、本当にただのアルミ板です。
これ手に取った時は正直失敗したなーと思ったのですが
バッグの取り付けアタッチメントの移植は穴をドリルで開けるだけで済みました。
普通のキャリアと違い本当にただのアルミ板なので
どんなアタッチメントでも穴を開けさえすればジャストフィットです。
これならあらゆるボックスが装着できるんじゃないですかね。
どんな形だろうと穴開けて留めるだけですから。素材と考えれば優れたリアキャリアかも。
ただ、これの構造見て思ったんですが、キャリア買わなくても
今までトリシティに装着してたリアキャリアをそのまま流用できたんじゃないかな…と。
リアキャリアを購入しない場合についてくるステーと普通のリアキャリア、
共締めできるんじゃないですかね。
そしたら別にキャリア買わなくても良かったじゃん!w
と思って現物合わせしてみたのですがキャリアが微妙にポールに当たり無理でした。残念。