GachacoのEVバイクモニターに当選したのでウーバーでしばらく使ってみた感想。
バッテリー交換システムのGachacoが募集していたEVバイクを使用した実証実験モニターに当選したので練馬のナップスへ車両を引き取りに行ってきました。
各種説明や署名の後にバイクを受領。今回貸与して頂いたのはホンダのBENRY e:の原付1種版です。
全くの新車でタイヤもピカピカ。乗った感じではトルクが太くてグイグイ進みます。特に低速でもトルクが太くクラッチのタイムラグがないのでUターンの時や狭いところが楽ですね。
動力性能は原付レベルですがモーターのレスポンスがいいので性能以上に錯覚してしまう感覚。
最初はちょい乗り程度で試そうと思ってましたが、思いの外走りそうなのでウーバーイーツで使って見ることに。
フードデリバリーは1日に100キロ以上走るのが普通なのですが、航続距離がおそらく実走行で60キロほどしかないため不安だったのでした。しかしガチャコステーションがあるエリアなら早め早めに大して減っていなくてもバッテリーを交換する事で問題なく稼働できました。
逆にもし自前のバッテリーだとフードデリバリーの使い方だと半日も持たないと思うのであまり使えないですね。
ガチャコとフードデリバリーの親和性はかなりある、というかフードデリバリーを一日中やるならガチャコは必須だなと思うのですが、問題なのは料金。今のモニター向け料金だと燃費がリッター15キロのバイクに乗っているようなものでコストがかかり過ぎ。
バッテリー使用料込みなのは分かりますが、使えば使うほど単価が下がるような料金体系にしないとガソリン車に比べてメリットが薄いと思いました。
いっぱい乗る人もちょっとしか乗らない人もバッテリーをバイクに入れて一本丸ごと占有し続けている事には変わりない訳で、それならいっぱい使う人は優遇してくれたらなと思う次第。
補助金のおかげでバッテリー無しのベンリィが12万という破格値(追記:2024年1月現在、補助金増額によりベンリィ2種は84000円)で買えるので、ここでガチャコが魅力的なプランを打ち出してくれば稼働範囲にガチャコがあるなら購入に至る配達員も出てくるかもしれません。
日頃ハードに乗る割にはメンテナンスが行き届いていないバイクが多い配達員には、メンテナンス箇所が少ない、頻繁なオイル交換や駆動系メンテナンスが必要ないという点でEVバイクはメリットがあります。
という事でフードデリバリーという特殊業務でのEV化はやはりガチャコの普及と価格設定に全てがかかってる気がしますね。
通勤買い物しか使わない人は普通にバッテリー付きを買えばガチャコは必要ない気もしますが、初期投資を抑えたいならバッテリー、充電器なしの車体を買ってガチャコ運用が良さそうですね。
なお現在は寒過ぎるのでEVベンリィは出番なし。やはりEVも屋根付きが必要。