屋根付きバイク、なければ作ればいいじゃない
前回屋根バイクの選択肢を嘆いて終わったのですが、なければ作ればいいじゃないという事で考えてみました。
(後日実際に屋根付きカブ製作しました。https://ddot.hatenablog.com/entry/2022/12/14/220410)
『バイク 屋根 自作』で検索すると、先人達が苦労してさまざまな屋根を自作してきた歴史を垣間見る事ができます。
強度的にも見た目的にもヤバそうなものからこれ売り物??というくらい完成度の高いものまで。
そのほとんどがパイプで前後を繋ぐ骨組みを作り、そこに前の窓と屋根を取り付けるパターンです。
(一方ジャイロキャノピーや後付けルーフキットは前部はポリカーボネートのシールド、後部はパイプという構造がほとんど)
自分もこの作り方で考えていきます。
なおこの作り方に合うバイクは
・前のキャリアがバイクのフレームに直接付いている。
・前のライトとウインカーが下に付いている。
です。
ハンドル側にライトとウインカーが付いてるようなスクーター、まともなフロントキャリアがフレームに取り付けられないバイクは(強度や安全性を犠牲にしない限り)作成の難易度が高過ぎるので無理です。
この条件に合致するので思いつくのはヤマハギア、(多分)ホンダベンリィ、そしてスーパーカブプロと、やはりビジネスバイクになってしまいます。ただ、クロスカブも前キャリアとライトはフレームに固定されているのでカブプロのフロントキャリアライト一式に載せ替えればいけるはずです。これ以外にも探せばあると思いますが調べるのめんどい。
ワイパー問題
自作で一番の問題となるのがワイパーでしょう。『自作屋根用のワイパー』なんてニッチ商品が売ってるわけがないので、既存の屋根付きバイクからの流用になると思います。
またはコーティング剤でワイパーレスでの運用になるかと思います。
手動ワイパー??うーん非常用としてはありですかね。
骨組みのパイプですがイレクターパイプが手頃で良さそうなのでこれをベースに考えます。
以前車中泊用にクルマの中に設置できるベッドスペースをこのイレクターで作ったのですが、専用のパイプカッターで切って接着剤でくっつけるだけなので製作は簡単。強度も充分でした。
イレクターでのバイク屋根を検索すると、やはりイレクターで屋根を製作されている方が10年以上前からおられるようで、みんな考える事は一緒だなと。
基本的な構造としては単純で、前の窓、屋根、後ろの支えのパイプを組み合わせ、前後キャリアに固定するだけです。
ただ本当にそれだけの構造だと手作り感溢れる野暮ったいものになりそうなので、そこに多少は洒落っ気を加えたいですね。
屋根を取り付けるバイクにはスーパーカブ110Proにしてみます。
ストック状態で前後に丈夫なキャリアが装備されているので屋根を載せるには最適でしょう(7年以上前のカブプロは前キャリアがステアリング側についているので不適)。
続くかも