Uber Eats 配達メモ

Uber Eats 配達を始めたメモ

ウーバーの新料金制度、本当はこうなのでは?という予想。

福岡、京都で3月1日から始まった新料金の制度、開始直後から100円台という恐ろしく安い報酬しか提示されず、阿鼻叫喚の地獄となりました。

 

そもそもウーバーはこの新しい料金制度で何をしようとしていたか、配達員の方に届いたというメッセージを読むと、

 


・配達リクエストの際、配達先までの情報とおおよその報酬額が分かるように。

 


・ピックに向かう時も報酬の対象に。

 


・今までの「受け取り料金」「受け渡し料金」「距離料金」に加えて「時間(料金)」が、さらに渋滞、待ち時間、配達員の不足などでさらに調整金が加算される。

 


このうち上の2つは実現しているのですが、最後の料金の計算がどうもおかしくその結果めちゃくちゃに安い料金提示となっているようです。

 


料金の内訳を配達員さんのツイートで見たのですが、配達距離2キロ時間10分くらいの料金内訳が

 


距離:2円

受け取り:44円

受け渡し:22円

時間:56円

合計:124円

 


のようになっていました(数字はうろ覚えですがだいたいこんな感じ)。

 


旧料金だと

距離:120円

受け取り:215円

受け渡し:105円

合計:440円

 


なので、明らかにおかしな料金です。そのため自分が真っ先に疑ったのは料金計算システムのエラーでした。

いくらウーバーといえどこんな無茶苦茶な報酬の切り下げを行うはずがないからです。

時間3件でも500円ワンコインにもなりません。

 

 

 

ところがこの数時間後、今度は料金がほぼ300円均一になりました(ダブルは400円)。

 


料金の細かい内訳はなくなり、

 


配達料:124円

調整金:176円

合計:300円

 


というふうに、どの配達もおおむね300円に揃えるように調整金が足されています。

 


300円に揃い始めた時に自分が思ったのは

「ウーバーの新料金システムはしばらく直せないので、とりあえず実際の配達で考えうる最低の料金を付与する事にしたんだな。」という事です。

 


配達距離がゼロの場合、受け取り料と受け渡し料だけなのでそれの合計が320円だからです。

 


最低の金額にしたのは、もし渡し過ぎた場合精算が大変だからでは?と予想しています。確かに400円とか500円にしてしまったら、それに満たない報酬のケースも多いでしょうから後日報酬が「減る」精算は揉めそうですよね。300円なら絶対増える方にしか精算はないでしょうから底値の300円に修正したのはまあ分かります。

 


ところがこの300円にした事に配達員が反応し始めます。100円台とは違い300円だと「ウーバーならそのくらいの報酬切り下げはやりそう」と思えるリアルな「ありえる」数字らしく、悲観的な意見や怒りが巻き起こります。


落ち着いて考えれば毎回距離も時間も違うのに300円均一という料金は不自然、システムの不具合では?という事に気づくのでしょうけど(仮に不具合なしで300円フラットなら、距離が事前に分かる新システムではみんなショートしか選ばないので、配達のシステムの根本から崩壊してしまう。そういう仕組みを経営側が作る筈がない…)不思議なことにそういう意見は見ませんでした。

 

ネットで「Uber eats 新料金」を検索してもこの問題を取り上げてるブログの類はTwitterで拾った断片的な情報や誰かの一言をネタ元に「Uberは料金を大幅に下げようとしてる!」「チップ前提の料金」「Uberはダメだ。他社に乗り換えよう(登録コードはこちらから)」みたいなのばかりでもうね…

 

終いにはウーバーイーツユニオンや、労働問題の専門家っぽい

人、共同通信までが取り上げて『1件300円の報酬』がもう確定事項のように騒ぐ始末…。これが地獄か。みんな深呼吸して考えようよ。

 


さらに、ウーバーからこの問題について一切何のアナウンスもない事から余計に火に油を注ぐ事になります…

(後日気づいたのですが弁護士ドットコムのニュースにウーバーが「そういった(3割報酬下げの)決定をした事実はない」と答えた、と書いてあります。)

 


というのが3月6日時点の状況です。

 


では、ウーバーはこれからも基本、300円ポッキリしか払わないつもりなのでしょうか?

 


自分は、あくまで現在の料金はトラブルのための帳尻合わせの一時的なものであり、本来は旧料金と同レベルの報酬に落ち着く、と思っています。

 


旧料金の単価は

 


距離1km:60円

受け取り:215円

受け渡し:105円

 


でしたが、

 


新料金の単価は

 


受け取り:215円

受け渡し:105円

で変わらず、

 


距離料金が1kmあたり20〜30円

時間料金が10分あたり50〜60円

 


くらいではないかと予想してます。

 

受け取り受け渡し料金がそのままなのは、例のウーバーからのメッセージにそこを変更するような文言はなかったからです。また300円均一報酬がダブルだと400円になることからも、受け渡し料金はそのまま、それにならって受け取り料金もそのままという予想です。

 

距離料金に特に根拠はありません。(時間料金に関しては一番最初の100円台の料金の時の時間料金が実は唯一正しい数字なんだと思います。)

 

このくらいの設定だと、スムーズに時間をかけずに配達すると今までより報酬が下がる反面、いろんな要因で距離の割に時間がかかった場合、今までより報酬がアップします。

 


これに加えて渋滞や店の待ちの時間、配達員の需給で調整金が入るようですがどの程度の料金設定なのかはわかりません。

 


ともあれ早く正常な状態に戻って欲しいですね。

 

(3/8追記)

3/7の配達員の方のスクショを見るとベース料金と調整金の合計が400円になっているようです。少しずつ正常な料金に改善されているのかもしれません。

また、色んな方々の報酬が旧料金と同じレベルの報酬に落ち着いてきているようです。

これに関して「Uberは批判にビビって旧料金に戻した!」というのも見ましたけど、旧料金に戻したらピック距離料金が加算される訳ないですから…。

 

最後に皆さんあまりネット情報(Twitter、新聞社サイトとか、もちろんこのブログも含め)は信じ込まない方がいいですよホント。一連のガセネタが膨らんでいく流れ、見てて恐ろしいものがあります。まず自分のアタマで考えましょう。

 

(3/10追記)

報酬の内訳に「ベース」と「調整」が未だにありますが、ベースっていうのはバグってメチャクチャに少なくなった報酬(受け取り、受け渡し、距離、時間料金の合計)、調整ってのはメチャクチャな金額のベースを見れる数字にする適当な加算額なのではないかというのが自分の予想です。

 

最終的には「ベース」金額は「受け取り」「受け渡し」「距離」「時間」に戻るのではないでしょうか。100円台の時のように。

 

 

↓緑も黒も4000円に値下げしたようです↓