原付カブからトリシティに乗り換えて感じたメリットとデメリット
50ccの原付カブから125ccのスクーターであるトリシティへの乗り換えという、全く性格の違うバイクへの乗り換えですが、結論から言うと概ね満足しています!
主にウーバーでの配達視点からのメリットで言うと
・法的に車と同じスピードを出せるので、幹線道路でも余裕で流れに乗れる。
・好きな車線を走れて、二段階右折の心配をしなくていい。
・スクーターなので変速の必要がなくラク。
・シート下にメットインスペースがある。
と、125ccスクーターとしてのメリットばかりで、トリシティならではのメリットというのはないのですが、やはり125ccは原付とは全く違うなと感じました。感覚としてはクルマに近いです。
原付カブではパワーや原付の法的規制を色々考えてコースを決めたり走ったりする必要がありましたが、トリシティだととりあえず車と同じルートであまり考えずラクして走れます。
片側2車線の国道、県道、都道は流れが速く危ない、二段階右折が面倒なのでカブでは出来るだけ避けていたのですが、トリシティでは楽に走れて時間短縮になるので逆に積極的に使うようになりました。
遠くに飛ばされても環八や環七であっという間にホームタウンに帰ってこれるのは非常に楽です。
トリシティの前2輪の効果ですが、普通の2輪のスクーターに乗った事がほぼないので比較ができません。ただ凸凹道、砂利道や駐車場に入る時の段差の前輪の安定感は高いです。
また、雨の濡れた路面でも安定しています。前輪が滑らないわけではないですが、滑ってもズルズルと「あっ滑ってるね」という感じです。普通の二輪のように一気に持ってかれて肝を冷やす事は今のところありません。
カブにはないシート下のメットインスペースはかなりお気に入りです。トリシティのこのスペースはあまり広くないと言われているようですが、雨具や長靴まで一通り納める事ができてかなり重宝しています。
なお右の膝下にある小さなハッチはほとんど役に立ちません。iPhoneすら入りません。
いつもはシガーソケットの充電器一式とようかんを入れてます。
一方デメリットは
・車体が重たくて取り回しが大変。
・小回りがそれほどきかない。
・燃費はカブに比べれば良くない。
・曲がる時に車体を大きく倒せない。
と、最後以外は購入前に予想した通りでした。
車体はカブの90キロに対してトリシティは150キロほどあり、静止状態からの押し始めや坂はかなり大変になりました。
今はもう慣れてそれほど負担には感じません。重いのも押し始めだけで、一旦転がればあとはそこまで重さは感じません。
ただ、坂での取り回しだけは危険なので十分に注意する必要があります。ちょっと気を抜くと車体を持っていかれそうになります。
配達で路地に入って戻りはUターン、とよくあるパターンですが、狭い路地では確実に一回では回れません。最低一度は切り返すことになります。
燃費に関してはカブが良すぎるので比較するのもなんなんですが、感覚では1.5倍ほどガソリンを食うようです。しかしこの動力性能でこの燃費なら満足です。
車体を大きく倒せない件ですが、調べるとスクーターではそういうもの?のようですね。
カブでは思い切り倒して曲がっていたので、同じ調子で倒し込むと簡単にスタンドが地面に接触します。
これはどうしようもないのでライディングスタイルを変え、あまりバイクを寝かせないようにする事で対応してます。
カブに比べて車体が大きく見えるのですが実は全長はそう変わらず、幅のボリュームで大きく見えるようです。
ただ車体で一番幅があるのはハンドルなので、前二輪や後ろが幅があっても実際の走行や駐車はあまりカブと変わらないんですよね。
リアキャリアをつけてバッグを固定しているのですが、カブと比べると相当高い位置に固定される事になるので、料理の出し入れがちょっと大変です。身長が低い方だとかなり問題でしょう。