配達員を悩ませる『同一住所に複数の建物』はなぜ存在する?
ウーバーで配達をしていると「同じ住所の中にいくつもの建物がある」という事が結構あります。
そういうところに限ってどの家も表札がなかったり、注文者に連絡しても電話にも出てくれなかったり、連絡が取れてもどの家か説明されても分からない、結局置き配なのにお客さんに出てきてもらった…などトラブルの元です。
そもそもなぜ最初から一軒一軒に違う住所を振らないのか?疑問に思ったので調べてみましたらここのブログにまとまっていました。
隣の家と住所が同じです。変更は出来るの? | BECAUSE I'M HAPPY
要約すると
・公道の区切りの中に別の建物の玄関がたまたま入っていると同じ住所になる。
・私道に沿って建てられた建物は同じ住所になる。
・元々一つの住所の中を分けて建物を建てると同じ住所になる。
との事です。
この中で一番困るのが2つ目の『私道に沿って建てられた建物は同じ住所になる』でしょう。
ちょっとした私道ならまだしも、100メートルを軽く超えてどん詰まりのずーっと向こうまで私道=同じ住所の家が10軒20軒以上建ち並ぶ…なんてのはよくある事です(絶望)。
こんな住所の決め方を考えた奴は多分今ごろ地獄に落ちている事でしょう…。
配達員からすれば『同一住所の家々にさらに枝番を振ってくれればいいのに…』と思ってしまいますが、枝番を振ることは可能なもののそれを実行すると住所変更扱いとなるため、ありとあらゆる公的書類や登録を全て変更する事になり現実的ではありません。
世の中にはこんな場所もあるようです。
緊急現場取材 "同じ住所に250世帯" 現場に行ってみた | 住 | NHK生活情報ブログ:NHK
まさに配達員にとっては無限地獄。
毎日同じ地域を配達する郵便や宅配便の人はさすがに専用の地図や頭に入っているのでしょうが、一見さんのウーバー配達員が分かるわけがありません。
ここまで極端でなくとも10軒20軒が同じ住所というのはやはり存在します。
こういう場合の対処法は
・一軒ずつ表札を見て回る→表札がなければアウト。
・メッセージや電話で注文者に連絡を取って家の特徴を教えてもらう。→私道の家は似たような建売の家が多くて特徴もない…。
・クルマが有れば車種、ナンバー、色等教えてもらう。
・どうしても分からなければ注文者に出てきてもらう。→非常に気まずい。
・ゼンリンのGODOOR(旧配達アプリ)で配達者の名前から家を見つける。
どれも面倒です…。
なお、ウーバーを注文する人は比較的若い人が多いため、古い家の並ぶ私道に新築の家があればそこが注文者の家、という事が経験上多いです。