Uber eats、QRコード読み取りによる注文確認を開始予定。
ウーバー純正のレシートを付ける店舗は個人店くらいで非常に少ないのですが、これどうやって確認するんですかね?
ついでに言うと、チェーン店では商品に付けるレシートにUberの注文番号が印字してある所も増えましたが…
『どの店のレシートも注文番号が恐ろしく見にくい』
レシートに書かれてる品物等の文字の大きさと注文番号の大きさがほとんど変わらないとか、注文番号をわざわざ横幅50%にして0なのかCなのか見分けがつかないとか、注文番号の周りに似たような大きさの番号(多分その店内部の注文番号)を入れてるとか。共通してるのはとにかく字が小さい。
その会社のシステム部だかなんだかがやっつけでUberの番号を弊社のレシートシステムに割り込ませてそこで力尽きた…みたいなチェーン店ばかりです。
いいですか各社レシートシステム担当者さん落ち着いて聞いてください。『マクドナルドのレシート表示をそのままパクれ』
もしくは『中途半端な統合するくらいならウーバー端末からプリントしたレシートを添付しろ』です。
シングル配達ばかりだった昔はレシートなんてどうでも良かったですが、無理やりダブル配達が異常に増えた現代ではレシートの注文番号表記の視認性に問題がある事はすなわち死を招きます。
ほんとQRコードとか言う前に地道に改良する事はいっぱいあると思うんですけどね。なんで『配達員も確認しましょう!のボタンを何回も押す仕様』みたいな芯を外した事ばかり考えるんだろうか。
EVバイクはフードデリバリーで使えるのか?考察してみました。
【EVバイクは航続距離が短い】
現在、EVのバッテリーはリチウムイオンバッテリーがほとんどですが、技術やコストの問題でEVバイクの航続距離は長くてもカタログ数値100キロくらいと、満タンで実走行200キロ以上は軽く走るであろうガソリン車に比べて半分以下です。
さらにガソリンの給油は数分もあれば終わりますが、バッテリーの充電は数時間。
そこでバッテリー交換式が開発されました。
しかしバッテリーは高価なので1人で何本も持つわけにはいかないし、バッテリー交換するためには重たい予備バッテリーを載せて走るか一旦自宅に帰る必要があります。
【EVバイクのメリット】
・同じ距離を走るなら電気代はガソリン代よりずっと安い
EVバイクはいまいち電費がはっきりしないのですが、例としてヤマハのe-vinoの商品紹介サイトでのカタログ数値で考えると32キロ走って電気代は15円。320キロ走っても電気代は150円という事になります。
スーパーカブ50のカタログ数値がリッター100キロ。300キロ走れば3リットル分のガソリン消費でリッター170円とすると510円。
圧倒的にe-vinoの方が経済的です。
・音が静か。排気ガスも出ない。
モーター駆動なので車種にもよりますがうるさく感じるような音は全く出ません。夜中に静かな住宅街で走ったり自宅の駐輪場に停める際も気を使う必要はないでしょう。排気ガスが出ないので家の中に入れる事もできるでしょう。
・エンジンの振動がない。
エンジンの振動がないので疲れにくいです。エンジンの振動でハンドルに固定したスマホのカメラが壊れる事もありますが、電動ならその可能性もかなり低くなると思われます。
・トルクがあるので坂道でもストレスが少ない。
トルクがあるので原付仕様でも坂道を登るストレスは少ないです。エンジンのように音が大きくなる事もありません。
・オイル交換などの定期的なメンテナンスの箇所が少ない。
基本的にモーター、駆動系はメンテナンスフリーだと思われるので、ガソリン車に比べて定期的なメンテナンスが必要な箇所が激減しており、メンテナンスコストやそのための時間を節約できるでしょう。
具体的にはエンジンオイル、オイルフィルター、プラグ、エアフィルター、チェーン、スプロケット、ベルト、プーリー、クラッチ、冷却水、ギアオイル、チェーン注油、などなど…
【デメリット】
・航続距離が短い。
現在のバッテリー技術だと航続距離はカタログ数値で100キロ走ればマシな方です。
これ以上もやろうと思えば可能でしょうが、コストのかかるバッテリーを多く積んでも普通の人には買えない価格になりそうでビジネスにならないでしょう。
・充電する場所はほとんどの場合自宅しかない。
バッテリーの充電には数時間かかるためそこらへんのコンセントから気軽に充電というわけにはいきません。自宅かせいぜい職場に頼んで充電させてもらうくらいでしょう。
・バイクやバッテリーがガソリン車に比べて高価(補助金がない場合)。
定価だと補助金なしではとても買おうとは思えない値段です。東京はともかく、他の都道府県だと補助金の額がそれほど多くないのでまだ高いですね。
上に挙げたデメリットのうち、航続距離や充電場所の問題は今年2024年から個人向けサービスも始まったバッテリー交換サービスのGachacoを使う事でかなりカバーできます。
Gachacoに加入し、ステーションでバッテリーを交換していけばガソリン車同様に長距離を走る事ができます。
しかしながら現在はまだバッテリー交換ステーションも大都市の一部にしかありません。また、Gachacoの料金にはバッテリーレンタル代や充電施設使用料が含まれるためか、走行距離あたりの料金はガソリンバイクよりも高いです。
ただGachaco加入中はバッテリーをずっと借りておけるので、バッテリー無しのEVバイクを安くで購入して最初からGachacoのバッテリーを使えばEVバイク購入の初期費用はかなり抑えられますし、数年単位でのトータルでのコストもそこまで高くはならないでしょう。
【EVバイクが向いてる人】
近所しか乗らず遠出はしない。
往復40キロ以下の通勤しかしない。
バイクのメンテナンスを考えたくない。
【EVバイクが向いてない人】
長距離(1日50〜100キロ以上)走る事がある人。
補助金の適用が少なく安くで買えない地域の人。
普段50ccの原付に乗ってるような人ならおそらくほとんどの方がEVバイクに乗り換えても困る事はなくメリットだらけなのではないでしょうか?
もうすぐ50ccの原付バイクは排ガス規制の影響で製造できなくなるため、125ccの出力を制限して『新原付』として販売する話があるようですが、そんな中途半端なバイクよりもメリットの多いEVバイクにした方がいいのでは思います。
【フードデリバリーでのEVバイク使用は?】
現在のところ東京都の23区内ならなんとかなるのではという気がします。
まず東京都は他県と比べて補助金が充実しており、ガソリンバイクより安く購入できます。
そして23区やその周辺にはGachacoのバッテリー交換ステーションが整備されつつあり、出先でバッテリーが減っても一応交換できる距離間隔にステーションが存在します。
ただ、ガソリンバイクの給油頻度がせいぜい1日一度くらいなのに対し、バッテリー交換は余裕をみて1日4〜5回になる事もあるでしょうし、その度にステーションに寄る心配をするのは現在のステーション密度だとなかなかしんどそうです。
それを上回るEVバイク使用のフードデリバリーのメリットがあるのかというと、そこは人によるとしか言えませんね…。特に今使ってるバイクに結構な投資をしている人はわざわざ乗り換えるほどのメリットは感じないでしょう。
ガッツリ長時間やる本業の人より、空き時間に数時間40キロくらい配達する人ならメリットの方があるのではと思います。バッテリーが切れそうになったら帰って終了くらいの人です。
そういう人だとGachacoを使わずとも自前バッテリーでもなんとかなりそうですね。
バイクというより電動アシスト自転車に近い感じでしょうか。
今まで自転車稼働だったけどバイクに乗り換えたい、でも初期投資は抑えたいという人はバッテリー無しのEVバイクとGachacoの組み合わせで初期投資をかなり抑える事ができます。
GachacoのEVバイクモニターに当選したのでウーバーでしばらく使ってみた感想。
バッテリー交換システムのGachacoが募集していたEVバイクを使用した実証実験モニターに当選したので練馬のナップスへ車両を引き取りに行ってきました。
各種説明や署名の後にバイクを受領。今回貸与して頂いたのはホンダのBENRY e:の原付1種版です。
全くの新車でタイヤもピカピカ。乗った感じではトルクが太くてグイグイ進みます。特に低速でもトルクが太くクラッチのタイムラグがないのでUターンの時や狭いところが楽ですね。
動力性能は原付レベルですがモーターのレスポンスがいいので性能以上に錯覚してしまう感覚。
最初はちょい乗り程度で試そうと思ってましたが、思いの外走りそうなのでウーバーイーツで使って見ることに。
フードデリバリーは1日に100キロ以上走るのが普通なのですが、航続距離がおそらく実走行で60キロほどしかないため不安だったのでした。しかしガチャコステーションがあるエリアなら早め早めに大して減っていなくてもバッテリーを交換する事で問題なく稼働できました。
逆にもし自前のバッテリーだとフードデリバリーの使い方だと半日も持たないと思うのであまり使えないですね。
ガチャコとフードデリバリーの親和性はかなりある、というかフードデリバリーを一日中やるならガチャコは必須だなと思うのですが、問題なのは料金。今のモニター向け料金だと燃費がリッター15キロのバイクに乗っているようなものでコストがかかり過ぎ。
バッテリー使用料込みなのは分かりますが、使えば使うほど単価が下がるような料金体系にしないとガソリン車に比べてメリットが薄いと思いました。
いっぱい乗る人もちょっとしか乗らない人もバッテリーをバイクに入れて一本丸ごと占有し続けている事には変わりない訳で、それならいっぱい使う人は優遇してくれたらなと思う次第。
補助金のおかげでバッテリー無しのベンリィが12万という破格値(追記:2024年1月現在、補助金増額によりベンリィ2種は84000円)で買えるので、ここでガチャコが魅力的なプランを打ち出してくれば稼働範囲にガチャコがあるなら購入に至る配達員も出てくるかもしれません。
日頃ハードに乗る割にはメンテナンスが行き届いていないバイクが多い配達員には、メンテナンス箇所が少ない、頻繁なオイル交換や駆動系メンテナンスが必要ないという点でEVバイクはメリットがあります。
という事でフードデリバリーという特殊業務でのEV化はやはりガチャコの普及と価格設定に全てがかかってる気がしますね。
通勤買い物しか使わない人は普通にバッテリー付きを買えばガチャコは必要ない気もしますが、初期投資を抑えたいならバッテリー、充電器なしの車体を買ってガチャコ運用が良さそうですね。
なお現在は寒過ぎるのでEVベンリィは出番なし。やはりEVも屋根付きが必要。
ウーバーイーツ、有名無実となっていた機能を削る。
調整金の導入でほとんど無意味になっていた料金の内訳とブーストが消滅する事に。
おそらく料金には影響ないとは思われますが、都心はともかく僻地ではブーストの数値でなんとなく単価を予想してたので少しだけ不便になりそうです。