いよいよトリシティへの取り付けです。
ますばハンドルのカバーを外し、電源供給のコネクターを探します。自分の場合はすでにワイパーのコネクターと繋がっていますのでこれを外します。
ここで問題発生…というか事前にツイッターでフォローしてる方に教えて頂いて分かっていたのですが、前編で用意したハーネスと自分のトリシティ125 2020年モデルでは配線の配列が違います。
トリシティから出ている配線は3口のコネクターのうち、左右の穴しか使っておらず真ん中は何も刺さっていません。
一方、購入したハーネスは真ん中が+極の端子になっていてそのままでは繋いでも通電しません。
そのためコネクターの端子を引き抜いて入れ替える作業が必要です。小さいマイナスドライバーで端子の「返し」を押して引き抜きます。
緑の線は引き抜いたらもう不要です。茶色と赤の線が1つになった配線はコネクターの端に挿しなおします。
コネクターができたので実際に繋いで動作確認してみます。
無事に電源が入り、グリップが温かくなった事を確かめられたのでOKです。
次はグリップを取り付けます。まずはもともと付いているグリップを外します。バーエンドのキャップは嵌ってるだけなので、手で外すことができます。
今回左はグリップとハンドルバーの間にマイナスドライバーを突っ込み、そこにパーツクリーナーを吹き付ける事で外しました。
右のスロットルのグリップは抜けそうになかったので、カッターで切って外しました。
左のグリップヒーターはトリシティのハンドルの太さにピッタリで、キツすぎず緩すぎずな感じで嵌める事ができました。
ボンドを適度に塗って押し込み、1分もすれば固定されます。
問題は右のスロットル側の方です。グリップの空回り防止に突起がたくさん付いており、汎用品のグリップはそのままでは入りません。
なので突起を削り落とす作業が必要です。
材質が硬めなので割れる可能性のあるニッパーは使わず、時間はかかりますが地道に棒ヤスリで削り落とすのが安全です。突起を削り落としフラットになったところに紙ヤスリで仕上げれば完成です。
グリップを入れてみてキツかったらまた少し削る…の繰り返しです。
こちらも同様にボンドで固定しますが、スロットル側は回転するのでケーブルの位置に気をつけました。
後はケーブルを整理してまとめてハンドルカバーを閉めて、コントローラーを適当な位置に固定すればおしまいです。
作業は2時間くらいかかりました。
グリップヒーターの効果は絶大で、ハンドルカバーとの組み合わせで0度付近までは素手で大丈夫。
冬場はもちろんですが、雨の時期も濡れて冷えた手先を温められそうですね。