知識ゼロから始めるトリシティへのグリップヒーター装着(前半)
トリシティの屋根があるので頭や顔、胴体部分はそこまで冷えないのですが、その分手先や足先の寒さがここのところ辛く、とうとうグリップヒーターを購入を決めました。
純正のグリップヒーターがベストなのですが、純正は高い上にすでに在庫がありません。みんな寒くなる前に取り付けるんだからそりゃそうだ。自分のように寒くなってから取り付けるのは最悪のパターンですよね。
Amazonを見ると中華の激安巻くだけグリップヒーターが安くて手軽そうだったのですが、あまり評価が良くなかったのでちゃんとした?キジマの巻くだけタイプかグリップ交換タイプを検討。
巻くだけタイプは比較的簡単に付けられそうですが、長時間の配達ライドで耐久性が気になるので、取り付け大変なのを承知でグリップ交換タイプのGH8を購入。
ここで問題になるのがバイクの電装品に対して全く知識がない事。ACCとかアース線とかみんなこんなの理解してるんか…バイク乗りスゴい。
基本は電池に電球を繋いで光らせる…の応用だと思うのですが、トリシティの専用品ではなく汎用品なのでグリップヒーターの説明書にも車種ごとに丁寧な解説などもちろんありません。
以下説明書より引用〜
[プラスへの接続]
車体側プラス配線へエレクトロタップを使用して割り込ませてください。
[マイナス側への接続]
ボディアース又はアース線にエレクトロタップを使用して割り込ませてください。
〜引用終わり
との事です。ここ一読しても最初は全く意味不明。
Google検索したところ、エレクトロタップとは既存の配線に別の配線を強引に噛み込ませて電気を取る小物。そこらへんの電線からスラムの住人がこっそり自分ちの線を繋いで盗電するイメージでしょうか?
つまりプラスもマイナスもこのエレクトロタップを使ってチョイと電気を拝借して来い…という事のようです。
ちなみにボディアースとは要するにバイクのフレームに配線をつなぐという事。
バイクのフレームに配線??と思ったのですが、なんとバッテリーのマイナスはフレームに繋がれており、バッテリーからプラスの配線だけ持ってきて、マイナスは近くのフレームから線を繋げば電気が通る…という仕組みだそうです多分(間違ってたらすみません)。
しかし読んでも具体的にどうしたらいいかイメージできないため検索検索!
トリシティにキジマのグリップヒーターを取り付けている動画をYouTubeで発見しました!
ただ、肝心の配線部分は端折られて良くわからず。
ところが動画の概要欄に使用したヤマハ純正分岐ケーブルと参考動画があり、これでいける!と思ったのですが、分岐ケーブルはAmazonで2月入荷予定…何か他に代用できるものはないかと探した結果、キジマのハーネスに行き当たりました。
これって何かと言うと、先ほどエレクトロタップで既存の配線から電気を「盗電」すると表現した行為を、ちゃんとした配線に置き換えたものです。やってる事は一緒ですがエレクトロタップよりも正規ルートでスマートな感じです。後々ドラレコとかもつけたいので増設しやすそうなこちらの方法でやっていこうと決めました。
まず幸いにもトリシティにはハンドル部分の内部に、あらかじめ電源が取れるコネクターの空きが1つだけ用意されています。
が、自分の場合、ここには既に屋根に付いてきたワイパー用のコネクターが繋がっており空きはありません。
そこでアクセサリーコネクターとワイパーのコネクターの間に分岐の付いた線を挟もうという事です。
さてAmazonから注文したグリップヒーターその他が届いたので取り付け作業開始。
全然関係ないものがいくつか写ってますが今回の作業に必要なものは
・グリップヒーター
・キジマの分岐コード
・電工ペンチ(安物は800円くらいから)
・キジマのグリップ用ボンド(耐熱)
・棒ヤスリと紙ヤスリ(400番)
あとはドライバーやカッターくらいでしょうか。
パーツクリーナーも用意します。
まずはグリップヒーターの配線をトリシティのコネクタに繋げられるように作っていきます。
要はこの赤黒の配線をそれぞれつなげたらいいわけです。
まずはグリップヒーターの配線にそれぞれギボシをつけていきます。黒い線の先についてる丸い金具は不要なので切り落とします。
ホームセンターで買った安い電工ペンチで取り付けます。安物だけあって線の被覆が剥けず、結局ハサミで剥きました。
ギボシをつけたら接続するだけ。これで配線の工作は終了です。簡単ですね。
ひとまずここで前半終わり。後半はいよいよトリシティへ一気に取り付けです。